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  1. 二紫会経済学(1)
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推薦図書(97)

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年 8月 6日(日)11時08分57秒
返信・引用 編集済
  『今こそ、韓国に謝ろう』(百田尚樹・飛鳥新社・17年6月)

・学校をたくさん造って子供に教育を強制し、ごめんなさい。
・ハングルを普及させてごめんなさい。
・鉄道、港湾、橋、水力発電のためのダムを造り自然を破壊し、ごめんなさい。
・数百年続いた身分制度を破壊、奴隷を開放して、ごめんなさい。
・残虐な刑を廃止し、ごめんなさい。

この本を読むと、日本統治下の朝鮮で日本が何をしてきたのかがよくわかります。
彼らはこの事実を知って、日本を嫌っているのでしょうか。
 
 

連  絡

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年 7月30日(日)11時28分47秒
返信・引用 編集済
   「うつりゆく時代」の8月の書き込みは休みます。9月からは「AI時代の雇用」の続きを、具体例、教育や職業訓練、制度の改革などをテーマにして取り上げる予定です。 二村
 

うつりゆく時代(16)人工知能AIの事例⑧ 雇用 その1

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年 7月30日(日)11時24分26秒
返信・引用
   このシリーズ(7)(2017年3月18日)では、「(4)人工知能AIの時代と職業」という項目で、次のように見てきました。
 「2015年の野村総合研究所とオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らの調査によると、10~20年後には日本の労働人口の49%がAIやロボットなどに置き換えられる可能性があるそうです。この調査結果によると、一般事務員や受付係、建設作業員など、ルールに従って作業する職業は置き換えられる可能性が高く、教師や保育士、観光バスガイドのように他人との協調が求められる職業や、映画監督やミュージシャンなど、芸術に関わる職業は置き換えられる可能性が低いとされています。」
 今回は、この問題をさらに拡張させて、AIの時代の雇用の問題を考えてみたいと思います。

 雇用量は労働に対する需要と供給で決まりますが、現在人間の労働に頼っている多くの職業が将来AIに代替されるならば、人間にはどのような役割が期待されるのかという需要側の問題があります。またそのように期待された役割はどのようにして達成されるかという供給側の問題があります。そして、人間労働に対する需要と供給の結果は、全体として失業を生みだすのか、完全雇用を維持できるのかという問題になります。さらに日本では少子高齢化という問題が入ってきます。
 以下では、AI時代の労働に対する需要、AI時代の労働供給、労働市場の具体例、AI時代に備えた制度改革、教育や職業訓練と政府の役割に分けて、これまで同様、今年の新年から最近までの日経の記事を中心にまとめてみます。

 【雇用】

( 1) AI時代の労働に対する需要

 ○ 必要となる人間力
 総務省の『情報通信白書』(2016年版)によると、AI時代に求められる能力を就労者に尋ねたところ、日本では「コミュニケーション能力などの対人関係能力」、アメリカでは「課題解決能力、論理的思考などの業務遂行能力」との回答が最多だったとして、「AI時代であっても『仕事への意欲や人間関係といった基本的な要素が重要』との有識者の見解も紹介している」(1/10)とのことです。
 AIやロボット技術の進歩などとともに「第4次産業革命」の波が押し寄せてきて、世界規模での競争が激しくなってきています。日経の論説副委員長の水野裕司氏は「自前で技術や人材を育てることにこだわっていれば後れを取る。他企業や大学などと連携し、外部の経営資源を活用して成果を生む『オープンイノベーション』がいまや当たり前だ。企業が社内に抱える人材だけで変化に対応するのは難しい時代になった」(2/5)とし、AIの普及はホワイトカラーの雇用に影響を及ぼし、正社員には受難の時代だと言っています。
 同じ論点は、日経の「経済教室 働き方改革、AIと不可分」(3/13)の柳川範之東大教授の中にも見られます。「今後AIが急速に発展していく中では、働き方の改革は組織全体の変革を伴って進むことになろう」から、職務内容や成果目標を明確にし、人間の仕事とAIに任せる部分を明確に区分することが必要だとしています。このとき、AIか人間かの二者択一でなく、AIをいかに活用できるかが大切です。柳川氏は将来的には企業組織も変化し、「結果として、組織は永続的に存在するのではなく『プロジェクトベース』になっていく可能性が高い。プロジェクトとともに組織ができ、そのプロジェクトが終われば組織が解散する形である。そのように組織のあり方自体が変化した場合には、自律的主体的に働く個人がより一層求められることになる」と言っています。

 ○ 雇用不安か雇用維持か
 それでは、AI時代の労働に対する需要は増えるのか、減少するのかという問題があります。当然、AIに関連した技術を持つ「AI人材」に対しての需要は増加し、そのような技術や知識のない人たちの仕事は無くなります。今年の1月開催の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)ではAIやロボット技術などを軸とする「第4次産業革命」をどう進めるかが議論になったようですが、同時に「技術革新が雇用に与える影響には警戒が高まっている。ダボス会議は今後、新技術により数百万人が職を失うと予想。世界的なポピュリズム(大衆迎合主義)の高まりの背景には、技術革新から取り残された人々の強い不安があるとの問題意識が共有された」(1/19)とのことで、雇用の問題に不安があることも確かです。
 一方、日経コメンテーターの村山恵一氏は、IT(情報技術)産業はAIなどを通じて人間の仕事を奪う反面、イノベーションによって新たな仕事を生み出す力も大きい(3/24)、と楽観的です。例として、世界トップ3のアップル、アルファベット(グーグルの持ち株会社)、マイクロソフトの従業員は合わせて約30万人で、トヨタ自動車の連結従業員数を下回っていますが、会社の外に目を向けると、ニュースや教育、ゲームまで、豊富なアプリの開発者は1200万人、自作の動画を世界に発信し、広告などで収入を得るユーチューバーは数百万人、配車サービスのウーバーテクノロジーズの運転手は150万人以上、などの例を挙げています。問題はいかにAI人材を養成するかということになりますが、これは別項で取り上げます。
 長期を考えた時、AIなどの先端技術の登場で、失業の問題が出るのか、完全雇用が維持されるのか、あるいは想定外の問題が起きるのか、現時点で予測することは困難です。

 (2) AI時代の労働の供給

 現在は、労働需要が活発で人手不足の様相を呈しています。しかも日本では少子高齢化の中、このまま推移すれば日本の労働力人口は2014年の約6600万人から2030年には5800万人と800万人減少するともいわれています。

 ○ 人手不足とクラウドソーシング
 このような中で、「クラウドソーシング」が拡大しています。クラウドソーシングとは、クラウド(群衆)とソーシング(業務委託)を合わせた造語で、企業がネットを媒介にして仕事を発注し、不特定多数の人が働く状態で、日経新聞の調査ではその担い手は400万人に迫り、労働人口の5%以上を占めるということです。クラウドワーカーは2016年末で約300万人、「17年末までにはさらに3割弱増え、3年前の2.6倍になる見通し。業界では20年に1千万人を超えるとの見方もある。米国ではこうしたフリーランスの働き手が5500万人に上り労働人口の35%を占める」(6/25)とのことです。このネットを介した仕事は、子育て中の主婦や定年後のシニアにも可能で、このグループの労働力率を10から15ポイント引き上げるだけで2030年に6400万人の労働力人口が維持できているという試算もあるようです。

 ○ 人手不足と転職市場
 転職は「35歳が限界」という説がありますが、IT市場では技術を持っていれば年齢に関係がなく需要があるとのことで、「求人サービス大手のインテリジェンスによると、3月の中途採用の求人数は前月に比べて2.6%増え、28カ月連続で過去最高を更新している」(4/20)とのことで、IT人材が牽引役になっています。
 課題は離職の防止で、特に保育士の有効求人倍率は3倍近い高水準で離職者も多いので、登園・退園時刻を専用アプリで記録したり、保育士の日誌を電子化したり、保護者と保育士の情報交換に用いる連絡帳もサイトでやり取りしたり、とITで作業効率を高めています(5/30)。
 このような中、「求人大手のインテリジェンスが12日発表した5月の中途採用求人数は約17万件で、30カ月連続で過去最高を更新した。・・・ビッグデータ解析などインターネット系5.87倍、IT通信分野3.27倍、制御基板など開発エンジニア4.55倍」(6/13)というように転職市場で技術者の争奪戦が行われています。
 

蝉しぐれ

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年 7月30日(日)10時18分34秒
返信・引用 編集済
  近所に公園や学校、桜並木があるせいか家の周りには蝉が沢山生息しており、朝、日が昇ると一斉に鳴き始めます。蝉の一生にとっては限られた恋の季節なのでしょうが、なんとも賑やかです。もう少ししっとりと恋を語り合うなんて真似は出来ないんでしょうかね。

声をからして 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす

喧しい蝉の声を聞いていると、こんな都々逸が思い浮かびます。考えてみると人間も蝉タイプと蛍タイプと別れるのでしょうね。

「恋の至極は忍ぶ恋と見立て候。逢ひてからの恋はたけが低し、一生忍んで思ひ死することこそが恋の本意なれ」
こんな文章が書いてある『葉隠』を中学生の時から愛読していた小生は、実は蛍タイプなのであります。
 

連  絡

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年 7月17日(月)08時45分37秒
返信・引用
   来週の「うつりゆく時代」の書き込みは休みます。 二村  

うつりゆく時代(15)人工知能AIの事例⑦「工場」その2

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年 7月17日(月)08時42分11秒
返信・引用
   前回は「スマート工場」の具体的な事例を、自動化・無人化、故障や不良品の予知、ビッグデータの活用に分けてみてきましたが、今回はさらに工場内での搬送、工場とは直接関係ないかもしれませんが電力、水量などへの応用、さらに産業用ロボットと半導体市場を見てみようと思います。

 (4) 工場内での搬送
 オムロンは1月に、AIで周囲の状況を見ながら最適な経路を選ぶ「モバイルロボットLD」を開発して3月半ばに草津事業所(滋賀県)に導入しました。草津事業所の基板製造ラインでは毎日250種類の少量多品種生産を担っていますので、「人が盛んに行き交う工場内の通路。幅は1メートル程度で長さは60メートル。1台の自動搬送ロボットがケースを載せてひたすら往復している」(4/3)というロボットと人との協調を可能にしています。
 さらにオムロンは、6月に理研脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)と提携して共同研究拠点を開設し、人の意思や感情をAIが学習して読み取れるようにしようとしています。そして「5年後をメドにこのAIを搭載した生産設備や搬送ロボットを実用化する。製品組み立てなど作業効率を倍に高め、人手不足や新興国の人件費高騰に対応する」(6/1)とのことです。

 (5) 電力
 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が東洋エンジニアリングと組んで日本で大型火力発電所の建設に参入します。電力自由化が引き金となり、GEは「世界最大手のガスタービン技術と発電機器をネットで監視して低コストで管理するI o Tの手法を生かす。日本メーカーが独占していた市場の競争の構図が変わりそうだ」(2/3)とのことです。火力発電用の大型ガスタービンの世界シェアは、GEが45%、独シーメンスが29%、三菱日立パワーシステムズが23%でした。(12~14年データ)
 さらにGEは、AIを活用して風力発電の効率的な運営を支援するサービスを日本ではじめます。GEは風力発電機で世界3位。「発電所の過去の気象と風車の運転データを蓄積して相関関係を学習し、1時間先や翌日、1週間先の発電量を予測する。風を受ける羽根の高さなどで風速が異なるため、発電機ごとに予測」(3/11)し、発電量を増やしコストを減らすことを狙っています。
 また丸紅はGEなどのシステムを導入し国内外で運営する発電所を効率化する計画です。「丸紅は日本や欧米、アジアや中東で火力や風力、水力発電所などを運営している。発電能力は中国電力と同規模の1180万キロワット分。そのうち5割の発電所で5年以内にI o Tを導入、その後全発電所に広げる方針。海外の発電所でI o Tシステムを本格導入するのは日本企業で初めて」(4/19)とのことです。
 また三菱重工業は、発電プラント向けガスタービンなどの重電機械事業をI o TやAIを活用して電力コストを削減するシステムを開発し1000億円規模の事業に強化し、GEや独シーメンスなどと競り合うことになります。
 川崎重工業はAIを活用してごみ処理発電プラント向け遠隔監視・自動運転支援システムを開発し20年代に完全無人化を考えています。「ごみは季節や種別、量によって燃焼条件が変わる。これまではベテラン作業員が燃焼画像などを24時間体制で確認しながら運転方法を決めていた。こうした作業をAIで代替することで人件費を抑えられる」(6/9)とのこと。
 東京電力系の東京電力パワーグリッドと大和ハウス傘下の大和リビングマネジメントは、I o Tを活用した電力管理システムの開発から節電を可能にするシステムを考案し、2018年度の実用化を目指すということです。

 (6) 水量
 三菱商事と水処理大手の水ing(東京、港)はAIで浄水場の排水量を予測するシステムの開発に乗り出しました。「天候と水の需要量の相関関係を分析し、水を余分に浄化することを防ぐ。2018年度の導入を目指す」(6/27)というもので、浄水場の運転コストを1割減らせるとみています。これは広島市の白ケ瀬浄水場を使って、広島県と共同で開発を進めるとのことです。
 また、京セラやKDDIはI o Tを使って、水道の自動検針を日本で初めて商用化するとのことです。通信システムの構築は京セラコミュニケ―ションシステム(京都市)が、通信はKDDIが、水道メーターの作成はアズビル金門(東京・豊島)が、検針業務は第一環境(東京・港)が担当し、将来は検針作業の無人化を目指しています。「低コストの通信が実現したため実用化のメドがたった。将来はほぼリアルタイムで水の使用量が把握できるようにもなる。水道管や設備の老朽化や故障による漏水も即座に把握できるようになるほか、独居老人の見守りなどのサービスへの応用も可能だ」(7/10)というもので、水道利用量の減少のなか水道料金の値上げを防ぐためには、検針業務のIT化が求められています。

 (7) 産業用ロボットと半導体市場
 I o Tの普及や人手不足は、産業用ロボットの需要や半導体の需要を高めてきました。ここでは、この二つの市場について見ておきます。
 ○ 産業用ロボットの生産
 特に産業用ロボットについては、本シリーズの6月25日に、(4)中国のIT企業とその動き 中国の産業用ロボット「爆買い」需要、で取り上げたように、中国が産業用ロボットの生産を引っ張っています。そこでは川崎重工業、不二越、安川電機、ナブテスコについて触れましたが、ここではそれ以外の企業の記事について見てみます。
 三菱電機は20億円程度を投資して、「常熟工場(江蘇省)に新棟を建て、工作機械に使うモーターや数値制御(NC)装置の生産能力を2倍にする」(1/19)ということです。
 ファナックは、約630億円を投じて茨城県筑西市に産業用ロボットの新工場を建設し、2018年8月に月2千台を生産するとのこと。「新工場の稼働で、同社全体の月産能力をまず現在の1.5倍となる9千台まで引き上げる。新工場は需要をみながら増強し、最終的には同4千台まで引き上げる。全体では同1万1千台まで拡大する予定」(4/28)とのことです。
 日本電産は、40億円を投じて、子会社の日本電産シンポ(京都府長岡京市)の工場でロボットの関節の基幹部品である減速機の生産設備を増加させて、生産能力を7倍に増やすとのこと。「減速機は多関節ロボットの腕を動かすモーターを制御し、力を生むための基幹部品。ハーモニック・ドライブ・システムズやナブテスコが先行するが、日本電産シンポは15年に参入していた」(6/3)とのことです。
 ○ 半導体の需要
 I o Tの普及でデータ通信量が増え半導体の需要が増加しています。半導体製造装置大手6社(東京エレクトロン、日立ハイテクノロジーズ、SCREENホールディングス、ディスコ、日立国際電気、アドテスト)の16年10~12月期では5社が最終損益を改善させ需要の伸びの恩恵を受けていますが、「一方、装置業界には『メモリーの活況は17年内にいったん終息する可能性がある』(アドバンテストの吉田芳明社長)との警戒もある」(2/7)ようで、需要拡大がいつまで続くかの予測も重要になってきます。
 半導体製造装置の米業界団体SEMIによると、2017年の世界の半導体製造装置の販売額は、前年比19.8%増で過去最高になり、18年度はさらに8%増え、500億ドルを超える見通しだとのこと。国・地域別では、「メモリー2強を擁する韓国が17年、前年比7割増の129億ドルと伸び、初めて最大市場となる見通し。台湾も受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の最先端投資で100億ドル超の販売が続く」(7/13)ということで、半導体投資は韓国・台湾・中国で世界の65%を占めています。特に中国は精華大学系の紫光集団などが母体となっている会社が中国政府の2兆円規模の支援を受けて世界最大級のメモリー工場を建設するので、18年には台湾を抜いて第2位になるだろうとのことです。一方日本の場合は、「00年代まで上位だった日本は世界全体の10%程度の規模に縮小。めぼしい投資案件は東芝の四日市工場(三重県四日市市)以外になく、市場としての存在感は薄れた」(7/13)という状況です。

 

(無題)

 投稿者:AramBuks  投稿日:2017年 7月17日(月)04時47分2秒
返信・引用
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 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年 7月15日(土)16時41分25秒
返信・引用 編集済
  「人間、最初は動物に興味を持ち、歳を取ると植物が好きになり、最後は石になるんですよ」
以前、ある人から聞いた言葉です。なるほど、50歳を過ぎたころからそれまで全く興味がなかった植物に興味を持ち始めました。しかし、さすがに石には・・・と思っていました。
ところが、ふと気が付くと昨年フンコロガシの石の彫刻を買っていましたし、数カ月前には石のお地蔵さんを、そして半年前に発注していたクワガタムシの石の彫刻が昨日届き、身の回りに「石」が増えてきました。

いよいよ小生も最晩年の境地に入ってきたようです。
 

二紫会総会の宿の確保

 投稿者:5期生 ひろせ  投稿日:2017年 7月12日(水)22時43分35秒
返信・引用
  京都の宿泊事情はかなり厳しいです。土曜の夜はアパホテルでも3万円という状況。それもないこともあります。
今年の総会はホームカミングデーの前日です。
したがって、ホームカミングデーの関連で確保された宿を当たると確保できるかもしれません。下のリンクをご覧ください。
  そうすると、二紫会の二次会にも余裕で出席できますよ。
http://www.doshisha.ac.jp/alumni/info/homecomingday.html
 

うつりゆく時代(14)人工知能AIの事例⑥ 「工場」その1

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年 7月 9日(日)11時07分12秒
返信・引用
   今回は、AIやI o Tなどの先端技術がモノを作る現場でどのように利用されているかという事例を見てみます。このような工場は「スマート工場」と言われていますが、その具体的な事例を、これまで同様、今年初めから最近までの日経の記事から見てみようと思います。
 ところでこのスマート工場とは、「I o TやAI、ビッグデータの解析技術を駆使して効率を高めた工場。機器からデータを収集・解析することで、自動化を進めたり、故障を未然に防いだりするなどして最適な生産体制を築く。人出不足を背景に導入を図る企業が増えている。自動化による生産体制の変化に柔軟に対応できる働き手の確保が課題だ」(1/15)というものです。したがって以下では、自動化・無人化、故障や不良品の予知、ビッグデータの活用、搬送、電力、水量、産業ロボ関係に分けてまとめてみます。

 (1) 自動化・無人化
 〇 熟練技術をAIが代替
 コマツは、現場監督と作業員の会話や日誌などのデータをAIに学習させ、AIが現場監督に効率的な建機の操作ばかりでなく、施工計画まで踏み込んで自動化を進めています。コマツは、東京工業大学やMITと提携して、「早期にAIで制御する全自動建機の実現を目指す」(2/16)ということです。
 清水建設は2018年度に建築現場に自律型ロボットを一斉に投入する計画です。「鉄骨を自動で溶接できるロボットのほか、資材を作業する場所まで運ぶ搬送ロボット2種類と、資材の積み替えを担うロボット、天井に内装材を据え付けるロボットの合計5種類を同時に投入する」(6/22)というもので、同様の作業を技能労働者がする場合に比べて7割少ない人数で可能だということです。建設業で働く技能労働者はこの10年で60万人近く減少、今後10年以内にさらに100万人規模で減少するといわれるなか、「人工知能(AI)の進化により、ロボットは生産性を高めるだけでなく、現場の技能を伝承していく役割も持ちつつある」(6/22)という面も注目すべき点です。
 「酒造業では職人から一般社員にものづくりの業務を移す流れが出ている」(5/17)なかで、ロームとシステム会社のラトックシステム(大阪市)は、酒造りのタンクに温度センサーを設置し、無線通信でパソコンにデータを入れ発酵の状態を24時間監視するシステム「もろみ日誌」を開発しました。これにより一般社員が技術を継承することも容易になると思われます。
 味の素は主力工場に労働時間を短縮するシステムを導入する予定です。「2019年度までに、アミノ酸の発酵状況の数値データを直ちに共有できる電子端末と通信インフラを整備し、データの記載などにかかる時間を縮める。将来は人工知能(AI)などを活用し、発酵工程の無人化も検討する」(6/27)とのことです。
 〇 新技術の開発
 日本電産はエレベーターを自分で乗り降りできるロボットを製品化しました。
 ロームは建物の階をまたいでデータをやり取りする無線通信技術を開発しました。
 「富士経済によると、工場の自動化による次世代型のFA機器・システムの世界市場は17年の約2兆4500億円から22年に2.8倍の約6兆9600億円に拡大する見通しだ」(6/10)ということで、この分野の動向に目が離せません。
 〇 夜間稼働も可能
 金属部品加工のサワダ精密(姫路市)はI o T対応の工作機械を導入し夜間も無人稼働を可能にしています。
 産業用刃物の中橋製作所(兵庫県三木市)は、全工程を1~2台でこなす複合機械と搬送用ロボットを導入し、夜間の無人稼働を実現しました。
 大成建設は建設機器を自律走行できる制御システムと作業員との接触を防止する察知システムの開発に着手、AIを活用した無人施工システムを19年度にも現場で実証実験するとのことです。
 プレハブ住宅の建設では、例えば積水ハウスの静岡工場(掛川市)では低層住宅の骨組みの製造で、127台のロボットが24時間体制で稼働し自動化率は96%強とのこと。工場生産の利点は、品質の安定、天候に左右されない、人の負担の軽減等が挙げられます。
 〇 世界の企業の状況
 4月24日、世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ」がドイツのハノーバーで開かれ、AI関連の新技術が目立ちました。機械メーカーなど6500社が出展、日本からは日立製作所、川崎重工業、コニカミノルタなど36社が参加。ドイツからは2500社、中国からは1300社が出展。「実用化への足音が高まるAIを活用した無人工場。世界各地で開発競争が一段と激しくなりそうだ」(4/25)という状況です。

 (2) 故障や不良品の予知
 ブリチ″ストンは乗用車タイヤを生産する彦根工場で、生産設備の燃料の残量や部品の動作回数の記録データを外部に提供して、燃料の安定供給や設備の故障防止の整備を進めています。
 東レエンジはAI活用の検査機を開発して工場の操業管理に生かしています。「温度や圧力のデータを組み合わせることで熟練者しか見つけられない異常値をAIで読み取るようにする。熟練技術者の大量退職に備え、AIが役割を代替する」(1/15)ことになります。
 日揮はNECと組んでAIを使ったプラント運営を支援するサービスを開発し、国内外のプラントに売り込む計画です。それは「温度や圧力、ガスや液体の流量など膨大な量のデータの解析が伴うプラントの運営は従来、ベテランの作業員やエンジニアの経験に頼ってきた。データ解析にAIを活用することで、プラントの運営効率を高めるとともに故障の予兆検知などにもつなげる」(2/2)というメリットがあります。
 ファナックは異なるメーカーの工作機械などをつなぐ「フィールドシステム」向けソフトを開発し、9月末に発売します。これは稼働率の向上や故障を予防することを可能にしています。
 オムロンは、工場に製造ラインで発生する故障や不良品をAIで予知する制御機器を開発し、2018年に製品化を目指すということです。
 ソニーCSLと電通国際情報サービスはAIを使ったデータ解析サービスを始めます。「工場の故障予測やマーケティングなど幅広い用途での活用を見込む」(5/30)というものです。
 人材派遣会社大手のテンプホールディングスは「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」事業を始めます。RPAとはパソコンを使ったデータ入力など単純作業を自動化するサービスで、「仮想ロボット」などと呼ばれる新技術です。「業務の効率化だけでなく、人的ミスの防止や監視の目が届きにくい海外子会社の不正防止にも活用できる」(6/28)というもので、人手不足に直面している業界からの需要を見込んでいます。
 AIベンチャーのABEJA(アベジャ、東京・港)は機械の故障を予知し経営効率向上につなげるサービスを7月から始め、3年後に100社以上の導入を狙っています。「画像や動画、振動、稼働状況などのデータを分析し、機械の故障予知や検品業務の自動化などにつなげる」(7/3)ものです。

 (3) ビッグデータの活用
 素材業界では、生産に関係するデータは大量に存在しますが、これらの埋もれたデータをどのように活用するかが課題となっています。「素材メーカーは24時間稼働するプラントで製造する。温度や圧力の変化など生産にまつわるデータは大量に存在するが、保守点検時にしか使わないものも多い。データを生産や開発にも応用すれば、未知の技術の開発につながる可能性もある」(6/7)ということで、以下に素材各社の取り組みを6月7日の日経の記事から引用しておきます。
 三菱ケミカルHDは、6月にデジタル戦略を担う専門チームを設置、2020年までに200億円を投資予定。
 住友化学は、シンガポール政府の支援で、現地プラント保守にビッグデータを活用。
 JSRも20年までに、ITに100億~120億円規模の投資予定。
 旭硝子は17年から稼働データの解析で化学品やガラスの品質を安定化させた。
 世界最大手の独BASFも15年からCEO直轄のデジタル戦略チームを設置。
 

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