teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]

スレッド一覧

  1. 二紫会経済学(1)
スレッド一覧(全1)  他のスレッドを探す 

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成


Re: 推薦図書(100)

 投稿者:8期生 キノウチ  投稿日:2017年12月 3日(日)11時47分9秒
返信・引用 編集済
  > No.4235[元記事へ]

73年度生山崎博之さんの発言へのリプライです。

> 『徹底検証 「森友・加計事件」』(小川榮太郎・飛鳥新社・17年10月)
>
> この本を読むと、モリカケ事件の本質がよくわかります。
> この本の副題に「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」とあるように、朝日新聞やNHKの捏造報道、誤報を徹底的にたたいております。
> 小生は10月に読了しておりましたし、今更モリカケ事件など・・・と思っておりましたところ、先月末になって、朝日新聞が小川榮太郎氏に噛みついてきました。面白くなってきました。朝日新聞が騒げば騒ぐほど己の不正をさらすことになるでしょう。
>
> 小川榮太郎氏 VS 朝日新聞のバトルを楽しむ意味でも是非ご一読を。


山崎先輩、
推薦図書100おめでとうございます。
誰もなしてないことを実現されてます。
そこで、恐れ入りますが、
簡単に「森友、加計事件」に書かれている内容についてコメントをお願いできないでしょうか?
 
 

推薦図書(100)

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年12月 3日(日)10時00分45秒
返信・引用 編集済
  『徹底検証 「森友・加計事件」』(小川榮太郎・飛鳥新社・17年10月)

この本を読むと、モリカケ事件の本質がよくわかります。
この本の副題に「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」とあるように、朝日新聞やNHKの捏造報道、誤報を徹底的にたたいております。
小生は10月に読了しておりましたし、今更モリカケ事件など・・・と思っておりましたところ、先月末になって、朝日新聞が小川榮太郎氏に噛みついてきました。面白くなってきました。朝日新聞が騒げば騒ぐほど己の不正をさらすことになるでしょう。

小川榮太郎氏 VS 朝日新聞のバトルを楽しむ意味でも是非ご一読を。
 

うつりゆく時代(21)休憩 ① 人工知能とは何か

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年12月 2日(土)15時50分37秒
返信・引用
  これまで、今年の日本経済新聞の見出しにAI、IT、I o Tの入った記事を抽出して、「人工知能AIの事例」というタイトルで、農業、小売業、衣料、医療・介護、自動車・交通、業界、工場、雇用の項目に分類してまとめてきました。これで全てではなく、まだフィンテックや仮想通貨を含む金融・保険、投資、セキュリティ、サイバー攻撃、ゲーム等、政府等の項目が考えられますが、ここで中休みをして、復習も兼ねて、もう一度AI全体について考えてみたいと思います。その後また、AIの事例の続きに戻ります。

手元に世界思想社が出版した『世界思想 特集 人工知能』(2017年春号)という冊子があります。(世界思想社は京都にある出版社で、入試でおなじみの「赤本」も出版している会社です。今は定年退職していますがこの会社に勤めていた友人からこの本を紹介されました。)18名の論文の掲載がありコンパクトにまとめてありますので、これまでのシリーズを一休みして、この本の内容、(1)人工知能とは何か、(2)人間を超えるか、(3)人間とロボットの未来、(4)芸術と人工知能、(5) 2045年の社会、の内容を順に紹介しようと思います。

(1) 人工知能とは何か
 この項目では二人の論文があります。
まず、松原仁氏(公立はこだて未来大学副理事長)は、「人工知能の過去・現在・未来」というタイトルで、人工知能AIの歴史と展望を書いています。

  人工知能AIが注目されていますが、現在は3回目のブームと言われています。
  第1回目のブームと冬の時代
 人工知能の研究は、1950年前後にチューリングとシャノンがコンピューターは計算だけではなく知的なこともできると指摘したところから始まります。それを受け、ミンスキー、マッカーシー、ニューエル、サイモンなどの若手研究者が研究をスタートさせ、1956年にマッカーシーによって人工知能という名称がつけられ、第1回目のブームがスタートしました。しかし、1960年代半ばになってもコンピューターの能力は低く人工知能の研究は冬の時代に入ります。このころにディープラーニングの原型であるパーセプトロン(入力と出力は2層)というアイデアが作られました。
 第2回目のブームと冬の時代
 1970年代に入ると人間の専門家を模したエキスパートシステムが作られ、1980年代に2回目のブームを迎えます。このときにパーセプトロンの拡張版であるニューラルネットワーク(入力、中間、出力の3層)が作られました。しかし、専門家の意識している知識は取り出せても、無意識に使っている知識は取り出せないので、実用的にはなりませんでした。そのため1990年代には2回目の冬の時代を迎えます。この時の2000年代にディープラーニング(入力、中間層、出力が4層以上)が考案されました。
 第3回目のブーム
 このディープラーニングの性能の高さが2010年代に認められ3回目のブームを迎えます。「ディープラーニングは画像認識や音声認識などのパターン認識に強く、従来の手法に比べて圧倒的な性能を示した」(16頁)のです。2016年にはディープラーニングを使ったアルファ碁という囲碁のプログラムが世界トップのプロ棋士に勝つまでになりました。これは、多数のプロ棋士の囲碁対局の棋譜から学習したものですが、プロ以上に強くなるとコンピューター同士で対局して、つまり機械学習で強くなっていきます。
 松原氏は、「ディープラーニング以外にもスマートフォンの音声対話機能、乗り物の乗り換え情報案内、インターネット上での買い物推薦など人工知能の成果が世の中で広く使われている。これまでの二回のブームは期待だけが先走って実態を伴っていなかったが、いまの三回目のブームは(一部ではあるものの)実態を伴っている。そのため二度あることは三度ある(近い将来三回目の冬の時代が来る)のではなく、三度目の正直になることが期待されている」(18頁)、と言っています。
(なお、以上のブームと冬の時代の記述は、2017年3月11日の「うつりゆく時代(6)」「(2)人工知能AIの歴史」でも取り上げましたので、参照してください。)

 人工知能が進歩するとどのような社会になるのでしょうか。人間は肉体的な力では機械やある種の動物にはかないませんが、知力においては負けたことがないと思っています。松原氏は、「コンピュータが知力において人間を追い越そうとするときに不安感や不快感を持つものと思われる。この不安感や不快感を乗り越えることができれば、進歩した道具である人工知能を使いこなすことによって人間の方も進歩していけるはずである」(18頁)と言い、またディープラーニングは膨大なデータを必要としますが、人間の学習は少数のデータで済み、人間はよい答えを見出せないときは枠を広げて異なる問題としてとらえなおすことができるので、人間は人工知能とは異なる面を持っています。その結果、松原氏は、「人間と人工知能の今後の関わり方については、人間が単独で何かをするのではなく、人間と人工知能が共同で何かをするということが少しずつ増えていくと思われる」(18頁)と予測しています。(なお、人工知能が人間の能力を上回るというシンギュラリティの2045年問題については、後日に取り上げます。)

 次に、矢野和男氏(日立製作所技師長)は、「人工知能時代の幸福論と進化論」というタイトルで、AIにより人類の思考と行動の一大変化がもたらされると書いています。

「ルール指向」と「アウトカム指向」
 20世紀には、大量生産という時代の要請もありテイラーに始まる業務の標準化やマニュアル化が広く行われ、道路、鉄道、通信などの大規模なインフラ整備にも合致したものでした。矢野氏は、「この『ルール指向』という方法論を具現化したものが、コンピュータのソフトウエアであった。ソフトウエアは、『If-Then-Else』のような構文を使って、『条件』に対する『アクション』のルールを記述する。そして、コンピュータは、そのルール記述通りに動くことで、処理を高速かつ低コストで実現する。・・・このようにして、コンピュータは、高速処理に加え、人々に標準化されたルールを一律に守らせる役割を果たしてきた」(20~21頁)が、時代は大きく変わり、現在は需要が多様化し、短期で変化し、変化が普通の時代になったので、このような変化の時代には、ルールで記述することは組み合わせが無限になるため不可能である、と言っています。
 この問題を解決する方法が「アウトカム指向」でAIによって可能になりました。「アウトカム指向では、まず目的を決め、どんな数字を高めるのかを決める。一方で、その実現手段は、柔軟に状況に合わせて変える。これにより変化に適応する。予め決められたルールの通りに動くのではなく柔軟な対応を奨励するので、ルール指向とは発想の転換が必要である」(21頁)と言っています。つまり、過去の記録やデータをよく見ることで一貫した関係を見出すことができますが、これは理論や仮説ではなく過去の事実なのです。この事実を活用して変化に合わせることになります。
 このアウトカム指向では、何をアウトカムにするかが重要になってきます。矢野氏は、社会やビジネスにとって最も重要なアウトカムは「人の幸せ(ハピネス)」だと言っています。そして、「人の幸福感は、加速度センサによる身体運動のデータを用いることで、計測と定量化が可能なのである。・・・このような無意識の動きが人の幸福感を表すことがわかってきた」(23頁)と言い、この幸福な人たちは一貫して生産性が高いとも言っています。そして、「この究極のアウトカムである『ハピネス』の数値とAIを組み合わせることで、システマティックに人や社会の幸福を高めることができる」(23頁)が、「幸せになるための行動は一人ひとり違うことが科学的なデータから明らかになったのである。AIは、人ごとに状況ごとに、どうすれば幸せになれるかの事実を記録からひもとき、示してくれる」(23頁)と言っています。
 以上から、人工知能は多様性を生み出すという特徴を持ち、人はAIを活用することで、それぞれの状況や強みに応じて多様な発展が可能であり、企業も異なる経営資源を持っているので、「全く同じAIというソフトウエアに、異なる問題設定と異なるデータを入れることで、企業ごとに全く異なる動作をAIは生み出す」ので、企業も多様な発展が可能になると言っています。
 そして、矢野氏は、「これはちょうど進化に似ている。進化という創造のエンジンは、過去四〇億年に渡り、地上に多様性をもたらしてきたこの世の理(ことわり)である。ダーウィンは『進化とは多様性を生む』もので、一律な進歩ではないことを『種の起源』で強調している。人類はAIを通じて、ようやく『この世の理によりそった方法論』にめざめつつあるのだ」(24頁)と締めくくっていますが、この大きな結論に対しては、さらなる検証が必要になりそうです。
 

今年はホームAI元年か?

 投稿者:5期生 ひろせ  投稿日:2017年12月 2日(土)10時42分40秒
返信・引用 編集済
    先生がAIの連載をされていますが、今年は日本でもスマートスピーカーが発売され、家庭でAI技術を身近に感じる環境がスタートした年であったかもしれません。
  スマートスピーカーとは、声をかけるだけで、天気予報や好きな曲を聴かせてくれるスピーカー。ケインズって何?と聞けば、操作なく答えてくれる、そういうスピーカーです。
  それならsiriと同じやん、とお思いのiPhoneユーザーもいらっしゃることでしょう。そう、siriもそうですね。siriとは漫才もできそうです。

今入手できるスマートスピーカーの例ですが、
Google Home
https://store.google.com/product/google_home?gclid=Cj0KCQiAmITRBRCSARIsAEOZmr7GXzi5a3YQ7QUuAMlpDya4ohqW-xoMBGRTP1f857Q2JQZLdQGafGcaAmicEALw_wcB&dclid=CMyCu_CX6tcCFcMbKgodNCYLcg

Amazon Echo
https://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&k=%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC&i=aps&linkCode=plm&tag=waciatdnd-22&hvadid=191975967355&hvpos=1t1&hvnetw=g&hvrand=4606464799747427592&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=e&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009507&hvtargid=kwd-162796698561&ref=pd_sl_88pcugnshg_e
 

花を愛でる(83)

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年11月26日(日)10時33分53秒
返信・引用
  「これ吉祥草(キチジョウソウ)。この草を植えて花が咲くと、その家には良いことがおこるからそんな名前がついているの」
山野草を扱っているオヤジさんに薦められました。
野草らしく、しかもなかなか味のある花です。実も付いていますしね。
「根に苔を巻いて皿の上に活けたり、苔球にしても面白いよ」

植えておいて花が咲くと良いことがあるそうですが、咲いている花を持ってき活けた場合も効果あるのでしょうか。
 

推薦図書(99)

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年11月23日(木)18時04分45秒
返信・引用 編集済
  『満つる月の如し 仏師・定朝』(澤田瞳子・徳間文庫・14年10月)
『若冲』           (澤田瞳子・文春文庫・17年4月)

宇治平等院の阿弥陀如来坐像のファンは多いと思います。平安時代の仏像の最高傑作と言っても過言ではないと思います。その作者が定朝。
最近とみに人気の高い若冲。実は小生はあまり好きでない、というよりもむしろ嫌っていた絵師・伊藤若冲。

澤田瞳子氏は同志社大学文学部の出身です。1977年生まれと言いますから小生たちが大学を卒業した年に生まれたことになります。そんなうら若い女性が骨のある小説を書いてくれました。
これから楽しみな作家です。
 

花を愛でる(82)

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年11月23日(木)09時23分46秒
返信・引用 編集済
  恥ずかしながらこの年まで柊が花を咲かせることを知りませんでした。地味な花ですがよく見ると可愛らしい花です。

柊というと思い出すのが柊屋。
ご存知でしょうか?俵屋、炭屋、柊屋。いずれも京都の老舗旅館です。
幕末の京都を舞台にした小説『花の生涯』には俵屋が登場しますが、創業300年だとか。また柊屋は創業200年。川端康成お気に入りの旅館で、名作『古都』もこの旅館で執筆されたそうです。
三つとも麩屋町姉小路近辺にあります。お店の前を通るだけでも江戸時代を感じさせる雰囲気があり、小生のお気に入りゾーンです。
 

お香

 投稿者:73年度生山崎博之  投稿日:2017年11月19日(日)21時38分53秒
返信・引用
  全くの素人なのですが、お香の香りに興味を持つようになりました。

お香の香りが好きになり、色々なところで買ってみたのですが、何年か前に買った三千院のお香が今のところのお気に入りで今回も大原まで行って買ってきました。
調べてみるとお香は沈香(じんこう)と白檀(びゃくだん)の香りが基本のようです。それに沈香の一種である伽羅(きゃら)を加えて三種類の香りがベースとなって色々な香りが調合されるのらしいのです。
現在の小生のお気に入りは白檀をベースにした香りで写真の2種類を買って楽しんでおります(三千院で香炉も買ってきました)。

因みに、白檀より沈香のほうが格上のようで、正倉院に保管されていたという御物の蘭奢待(らんじゃたい=足利の三代の将軍や織田信長、明治天皇しか嗅いだことのない香木)は沈香だそうです。
 

うつりゆく時代(20)人工知能AIの事例⑫ 雇用 その5

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年11月19日(日)18時39分28秒
返信・引用
   前回のシリーズ「うつりゆく時代(19)」は、10月7日でした。その後、いろいろな用事が入ってきてこのシリーズの書き込みを中断していましたので、ここではまず復習から始めます。
 これまで、日本経済新聞に掲載された人工知能AI等の事例を、共通する項目に分類分けしながら整理して紹介してきました。そして最近は「雇用」というタイトルで以下のような項目ごとに論じてきました。
 (1) AI時代の労働に対する需要
    必要となる人間力、雇用不安か雇用維持か
 (2) AI時代の労働の供給
    人手不足とクラウドソーシング、人手不足と転職市場
 (3) AI市場に向けた労働市場の具体例
    人手不足対策、人手不足は続くのか、働き方改革
 (4) AI時代に向けた採用選考の状況
    大卒採用、企業の人材獲得競争、外国人の採用、トランプ政策の影響
 (5) AI時代に向けた企業の人材育成
    日本企業の現状、企業の人材育成、政府の役割

 すでに見てきたように、今後はIT、I o T、AIなどを中心とした高度な技術革新の波が押し寄せてきそうです。そのような中で、新しい時代に適応する人材をどのように育てるかが問題になってきます。前回は企業を中心とした人材育成の現状を見てきましたが、今回は教育の視点から取り上げてみます。

 (6) AI時代に向けた教育
  ○ 教育の方向
 米マサチューセッツ工科大メディアラボ所長の伊藤穣一氏は、「AIは単純な労働の置き換えではなく、人間の働き方自体を変える。今の教育はいわれたことをきちっとこなす、お利口さんをつくろうとしているが、そういう人材はロボットで済んでしまう。人間にはもっと創造的で、快活で、気まぐれな要素が求められる。・・・変化が激しい今の時代は教科書で学んだことはあまり役に立たない。自分で考えることが重要になる。それには仲間との議論が重要だ」(8/22)と言うように、これからのAIの時代は労働の質の変化が重要になってきます。
 また、ITを使ってイノベーションを起こす人材を育てることも必要になってきます。日経コメンテーターの村山恵一氏は、そのための「キーワードは『STEM(ステム)』。科学、技術、工学、数学の英語の頭文字をつないだ言葉だ。単に理系の優等生を増やす教育ではない。論理的な思考や創造性を養うことに力点を置く」(5/12)教育が必要になってきており、世界的にも「デジタル・ドリーム・キッズの育成競争」とも呼べる現象が広がっていると指摘しています。村山氏によれば、ネット時代の入り口の1995年にソニーの出井伸之社長が「デジタル・ドリーム・キッズ」の経営ビジョンを掲げましたが、この市場を席巻したのは日本ではなくアメリカの企業でした。村山氏は、「ネットに続く次の大波はもう来ている。人工知能(AI)、ロボット、3Dプリンター。産業構造や、私たちの働き方を一変させる技術が目白押しだ」(5/12)と言っています。このようにこれからの時代に対応する教育が重要になってきます。

  ○ 小・中校の教育
 文部科学省は3月の新学習指導要領で、2020年度から小学校でプログラミングを必修にすると公示しました。「プログラミング教育は新指導要領に、算数や理科など従来の教科の中で行う形で盛り込まれた。文部科学省の有識者会議によれば、目指すのは『プログラミング的思考』の習得。『一連の活動を実現するためにどんな動きの組み合わせが必要か』などを論理的に考える力を育む」(6/2)というものですが、実施に当たってはいくつかの課題もあります。
 先ず、プログラミングを教えることのできる教員は多くはないということです。この1~2年のうちに教員の能力や意識を育てることが必要になります。ベネッセコーポレーションのように、5月に評価基準の試行版を発表し「児童が身につけられる資質・能力の評価基準を定めて授業づくりを支援する動きも出てきた」(6/2)というように、民間や企業との協力も必要になってきます。
 次に、パソコンやタブレット端末などのハード面の整備は大丈夫かという問題があります。文部科学省の調査(2,016年3月)によると、教育用コンピューター1台あたりの児童生徒数は6.2人で、同省が目標としている3.6人には及びません。「これを重くみた文科省は16年8月、全国の教育委員会に対し、情報機器の整備を首長部局に提案するように促す通知を出した。必修化までにこうした状況が改善されないと、教育の質にも格差が生じかねない」(6/2)という問題があります、
 さらに、プログラミング教育とは何をするのかという不安を感じる親も多いという問題です。即戦力のプログラマーを養成する教育と誤解する人も多いと思われますが、「複雑なゲームのストーリーが短い文章で命令・実行する論理の積み重ねだと学び」(6/5)、原因と結果を考えるきっかけになっています。
 このプログラミング学習の必修化は、国際的な流れの中ではどうなるかという問題があります。村山恵一氏は、
 「文部科学省によれば、英国やハンガリー、ロシアは小中学校でプログラミングを必修とし、韓国やシンガポールなども力を注ぐ。
 日本はどうか。3月告示の学習指導要領で小学校でのプログラミングの必修化が決まったが、開始は20年度からとまだ先だ。
 そもそも国や学校任せではいけない。アイロボットが示すように企業が担える役割は大きい。アップルもプログラミングの教材アプリの提供に本腰を入れ出した。
 日本にもプログラミング教育のベンチャー企業やNPO法人はある。だが90年代以降の『デジタル敗戦』を繰り返さないためには、産業界は危機感を持ち、何ができるか知恵を絞った方がいい」(5/12)とコメントしています。

 〇 大学の教育
 AIの時代に対応する大学の具体的な動きはまだ多くはないようですが、あるいは暗中模索の段階にあるように思えますが、今年の日経新聞に掲載された、いくつかの大学の動きを以下に列挙してみます。
 豊橋技術科学大学は、2010年に「人間・ロボット共生リサーチセンター」を立ち上げ、海外からの研究員も増えているそうです。副学長の寺嶋一彦教授は、「介護やリハビリはIT(情報技術)だけでは解決できない。あらゆるモノがネットにつながるI o Tの先には、必ず物理的なロボットが必要」(2/8)と話しているそうです。
 2月に発足した東京大学の「数理・情報教育センター」を中心に、京大、九州大、北海道大、大阪大、滋賀大の6大学がコンソーシアムを作って「人工知能(AI)の活用やビッグデータ解析を担う人材の教育カリキュラムを作成する」(3/20)ことを目的に2018年度の完成を目指しています。
 アメリカで2012年に始まった「ムーク(大規模公開オンライン講座)」が急成長しているようです。明治大学学長特任補佐の福原氏は、「受講者は世界で5千万人を超えた。米スタンフォード大教員が設立した『コーセラ』が最大手で、英語で配信して世界から2500万人の受講者を集めている。・・・コーセラ受講者の国別ランキングをみると興味深い。米国が当然首位だが、2位中国、3位インド、4位ブラジルと続き、ロシアが9位だ。これらは『BRICs』と呼ばれ、経済成長が著しい国だが、最先端の科学技術などを学びたいという若者の意欲の高さを映している」(4/21)ということで、人工知能(AI)や生命科学などの科目は人気のようですが、「日本人の受講者が少ないのが心配だ」とコメントしています。
 文部科学省はこの秋から人工知能(AI)の研究開発を担う博士人材の育成事業を産学連携で始めるとのことです。「数学や物理などの博士号を目指す学生たちを大学で教育したうえで、企業でのインターンシップや実務を通じて実社会に役立つ研究を身につけてもらう。大学や企業に人材を供給し、AIの研究開発を活発にしてイノベーション創出につなげる」(4/24)のが狙いのようです。
 また、日経の記事によると、「ビッグデータを解析し経営などに役立てる『データサイエンス』の人材育成に動く大学が関西に増えてきた」(9/8)とのことで、その内容を見ると以下のようです。
 滋賀大学は日本初の専門学部である「データサイエンス学部」を今年4月に開設し30の起業・団体と連携しています。大阪府立大学はマネジメント学部に来年4月に「経済データサイエンス課程」を設ける予定です。京都産業大学も来年4月に「データサイエンスコース」を開設する予定です。立命館大学は4月から「先端社会デザインコース」を、京都大学は4月から「データ科学イノベーション教育センター」を開設し、大阪大学は「数理・データ科学教育研究センター」を開設し、それをさらに拡充する予定です。
 

Re: 誕生祝のお礼

 投稿者:二村重博  投稿日:2017年11月19日(日)18時25分5秒
返信・引用
  > No.4196[元記事へ]

1976年 臼井 さんの発言へのリプライです。

> 遅ればせながら誕生日おめでとうございます。

臼井君 11月4日に僕の誕生日を祝ってもらいありがとう。雑事に追われている間に、お礼を言うのをうっかりして、遅くなってしまいました。僕の非礼、お詫びします。

> 文中の「14歳以下の子どもの人口は1588万人」ですが、単純化して1歳当り100万人、平均余命85年として8500万人(100万人×85年)となり、現人口1億3000万人と比較すると「この現象は、今後の日本の社会、経済に大きな影響を及ぼすことが考えられます。」となり、明るい未来は想像しにくくなっています。
>
また、臼井君の人口減少の分かりやすい計算、面白く読みました。これから来ようとしているAIの時代を考えると、人口減少が明るい未来になるのか、暗い未来になるのか、現時点で判断するのは難しいように思いますが!
 

レンタル掲示板
/310